投資に絶対はありません。FX取引でも為替相場の予想が外れると損失が出ます。その損失はFX口座に預けてある証拠金から引かれていきます。レバレッジを効かせて損失が大きくなりすぎた場合には、証拠金では足りずに追加の証拠金(追証)が発生します。 そんなことにならないように、損失が過大にならないように、未然に防ぐシステムが「マージンコール」と「ロスカット」です。
「マージンコール」とは、FX口座に預けてある証拠金が、一定額まで減少するとeメールなどで通知してくれるシステムです。たいていの個人FX投資家は、一日に何度も為替レートをチェックし、証拠金の残額をチェックている余裕がありません。特にサラリーマンFX投資家や他の本業を持つFX投資家の場合には深刻な問題です。そこで、「マージンコール」を設定しておけば、FX口座に預けてある証拠金が指定額になったときにeメールなどで知ることができるのです。 「マージンコール」を受け取ったときには、証拠金を追加する、取引を終了して損益を確定させる、何もせずに様子を見ることなど、投資家が自分の意思で判断します。
「ロスカット」は、投資家の意思や判断とは関係なく、自動的に取引を終了させるシステムです。損失が出続けているときに投資家の対応が遅れて、証拠金以上の損失が出ることを未然に防ぎ、壊滅的な状態を回避できます。どの程度の損失で「ロスカット」が設定されているのかは、FX取引業者によって違います。とても急激な為替レートの変動があって、「ロスカット」発生から決済までの間のわずかな時間に損失が膨らむ場合もありますが、証拠金を上回るような損失は回避できるはずです。
「マージンコール」と「ロスカット」があると、ないとでは、FX投資の安全性が大きく違います。「マージンコール」と「ロスカット」が設定でいないFX口座での取引は止めたほうが無難です。特にFX初心者は、FX口座を開設するときの要チェック項目にしてください。